「漆黒」に蒔絵というと、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」(いんえいらいさん)で書かれているように、蒔絵の美しさは、穏やかな明るすぎないところでこそきれいです

チェンバロなどの様な華やかな装飾ピアノもあるでしょうが、日本の文化ならではのピアノに寄り添うさり気ない装飾が、音楽の空間に似合うのではないでしょうか



蒔絵金のきらめきとワンポイントに仕込まれた螺鈿がきれいです



金や螺鈿を銀河に見立てて蝶が舞います

 


麻の葉模様は和ですが、純銀の蒔絵ラインがモダンな雰囲気をもたらします

 

 


青海波の純銀ラインに螺鈿のあでやかさが・・・



漆黒が宇宙の銀河蒔絵をより引き立たせてくれます

 


色は日本画の岩絵の具 ラピスラズリや群青、珊瑚など貴材を金や銀などと組合せる等、 欧州の高級装飾やエージェントの接点から考案された新しい蒔絵技術

 



金や螺鈿の神秘な宇宙に浮かぶマラリスを感じさせるデザイン
スタンリーキューブリック監督(「2001年宇宙の旅」)

純金銀や白蝶 青貝などを組合せた蒔絵

 

 


イタリアでデザイナーをされていた方のデザインで制作

 

 


国賓の来日記念の贈答に選考されたメトロノーム

 

 


パリ開催のメゾン&オブジェの展示でも人気のデザイン 夕景の観覧車を蒔絵に

 

 


上のほうには純金の板金を 花の背景は研出蒔絵螺鈿  豪華な 輪島塗蒔絵メトロノーム試作の内の1点

 


<漆や蒔絵で飾る音楽の室礼>

海外でも装飾ピアノは最高の贅沢です。ピアノ全体を考えると大変ですが、以外にも譜面板はピアノのセンター、そこへの装飾でピアノが調度家具。

譜面板は譜面を置く台だけでは、高価なピアノのパーツのとしては少し残念です。弾かない時でも装飾板を置いてみては如何でしょう。譜面を置いても片隅から装飾を感じます。

※漆の黒は欧州でも知られていて、アジアのあちこちに漆は使われていますが、日本の漆や漆黒は特別の評価がされています。ですが漆の硬化には化学塗料とは違い湿度が必要で、響きを大切にする楽器本体には、漆はおすすめできない事もあり、この様な譜面板やメトロノーム装飾を考えました。


贈物にもご利用頂いています蒔絵メトロノームや、さり気ないピアノ装飾のご提案など皆様からのオーダーメイドのご用命も承っております。楽器店にお問合せください。